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じぶこん へそ祭とは

じぶこんは音を携えここまで旅を続けてきました。 聴く者へ真っ直ぐ届くじぶこんの音と言葉、そしてゆう子さんとたけぽん、二人の屈託のない人柄は行く先々であたたかく迎えられ、伝わり、活動の場は徐々に広がり続けています。 そうやって続いていく旅の中、二人は日本各地で素晴らしいミュージシャンの方々に出逢ってきました。そのひとりひとりとお互いを訪ね合い、共に演奏を重ね親交を深めるうちに二人にある想いが生まれました。 “いつかこの大好きな、素晴らしいミュージシャンを結集し、「バンド」として演奏してみたい。” 二人の間に芽生えたその想いはその後何かにつけて語られるようになり、そのたびに少しずつ膨らんでいきました。

二人の想いが実現に向かって動き始めるきっかけとなったのが、葛飾区でこだわりの八百屋を営む「八百屋 お散歩」の岡田 恵さんが2014年に見たビジョンでした。彼女は「じぶこんのお祭り」のためのポスター制作を依頼する自分の姿をビジョンに見たのです。 そのビジョンに何かを感じた恵さんですが、当時まだ出逢って間もなかったじぶこんの二人に伝えることができず、翌年じぶこんの二人に逢う度にそのビジョンのキーワードである「じぶこんプレゼンツ」という言葉だけを投げかけるのが精一杯でした。そしてついにその年の11月、恵さんがじぶこんLIVEを主催した際にようやく「じぶこんのお祭り」開催の夢を語り合うことができたのです。それはじぶこんの想いと恵さんのイメージがぴったりと重なり合い、夢に命が吹き込まれた瞬間でした。

 

そうして事態は実現に向かって動き始め、然るべき人、然るべき場所へと伝わり、あたたかさをはらんで広がり始めました。それはまるで時を超えて繋がり合っていた見えない縁が像を結び姿を現したかのような不思議な懐かしさを伴うものでした。 ​ わたしたちは今回のイベントを「じぶこん へそ祭」と命名しました。 沖縄の久高島に暮らす山崎 紀和さんからは「じぶんに還ろう」の絵を、そして、北海道のアイヌの血を受け継ぐ榎本 真喜子さんより「へそマーク」と「北斗七星」のエピソードを手渡され、日本の北から南からこの場所に向かう流れはすでにはじまっています。そしてじぶこんがこれまで描き出してきた音旅の軌跡を辿るようにしてたくさんの人、たくさんの想いがこの場所へと集まってくれることで流れは加速し、ぐるぐると渦を巻き、やがてわたしたちは「へそ」になるのです。集まった誰もがこころのままに泣いて笑って自分の根源に触れることができたなら、「へそ」はきらきらと本来の輝きを放ち、その光は宇宙へ届く。 そんな光景を予感して、今回のイベントに「へそ祭」と名付けました。

 

​数え切れないシンクロニシティと、理屈では説明がつかないようなつながりの中でじぶこんの「バンド結成」というひとつの夢は、「へそ祭」として実現しようとしています。 へそ祭では、スペシャルバンドによるその日限りのじぶこんライブはもちろんのこと、それぞれが素晴らしいミュージシャンである出演者の方々やゲストによるソロライブ、そして、こだわりのあるおいしいものやしあわせなものを取り揃えたさまざまなお店の皆さんによる出店やワークショップなど、盛りだくさんでみなさんをお迎えしたいと考えています。

“この瞬間、この場所が日本のへそになる。”

 

選りすぐりのミュージシャンと、素敵なお店のみなさんと、そして公認キャラクター「はだか侍」も、共にみなさんのご来場を心よりお待ちしております。

 

どうぞご一緒に、日本の「へそ」となりましょう!

〜文・鈴木 かおり(へそ祭実行委員会)~

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